昭和39年 山田柏水氏に師事
昭和49年 独立(柏藻を称す)
昭和55年 伝統工芸産業後継技術者優秀賞受賞
平成8年 第1回日本べっ甲工芸技能コンクール
御所車麻七宝透し髪止
入選 御所車芝山透し額
平成9年 第2回日本べっ甲工芸技能コンクール
通商産業省生活産業局長賞受賞
御所車透しかんざし
平成10年 第3回
日本べっ甲工芸技能コンクール
日本べっ甲協会会長賞受賞
かんざし 桜花の舞
平成16年 ならグッドデザイン技術デザイン賞受賞
平成18年 奈良国立博物館特別陳列
「やまとの匠近世から現代まで」出陳陳
平成20年 奈良県卓越技能章受賞
平成28年 厚生労働省卓越技能章(現代の名匠)受賞
令和元年 黄綬褒章受章
平成13年 年池田柏藻に師事
平成19年 関西・近畿を中心に活動開始
平成20年 ならグッドデザインに出品
現在、自社製品社製を製作し、日本各地の百貨店での催事・職人展などに出展
卓越技能継承者
型あたり:甲らに作品に必要な分のあたりをつけ鋸で切り抜く。色合いや模様など、素材の持つ美しさを生かす。
仮付け:何枚かの甲らを継ぎ合わせて厚みを出す。あわせたときの色合いや模様などを考慮しながら、一定の厚さになるように取り合わせる。
プレス:仮付けしたべっ甲を、水に浸した柳板ではさみ、さらにそれを熱した鉄板ではさんでプレスする。
べっ甲の持つニカワ質の作用によって、継ぎ目がわからなくなるほど完全に癒着する。
デザイン:素材の特長を生かしながら下絵を描く。伝統の中から新しいデザインを生み出す工芸家の現代的センスが問われる。
透かしや彫刻など幾種類かの刀を駆使しながら下絵に沿って彫る熟練を要する工程。
筋入れ:下絵に沿って細工を施していく。
磨く前の状態
磨き:磨きをかける。
磨いた後の状態
仕上げ:バチカン、紐を通して完成。(切り出しから製品になるまで)